こんにちは。ヒロです。
今回はJICA海外協力隊の一次試験の概要と合格のポイントについて書いていきたいと思います。
応募書類の構成
①応募者調書
学歴・職歴、応募動機、資格等を記入。アルバイトや就活と時と同じ感じの一般的な履歴書。
②応募用紙
志望動機、ボランティア意義など
③職種別試験問題
職種ごとの設問。
④語学力申告
TOEICやIELTSなどの語学力を示す証明書を送付。
⑤問診表
持病の報告。
第一次試験 質問内容(志望動機)
JICA海外協力隊の一次試験は書類審査です。どういった概要かを説明するよりも、自分がされた質問と解答を載せた方がイメージしやすいと思いますのでこちらをどうぞ。
ボランティア活動に参加する動機、抱負について記述してください
ボランティア活動に参加する動機は主に3つあります。1つ目は、私は大学で開発学を専攻しており、 今まで学んできた机上の知識や理論が国際協力の現場で活かして開発途上国の人々と共に彼らのニーズ に合う活動してみたいと思ったからです。2つ目の理由は、イギリスの大学院で開発学を学ぶ前に国際 協力の現場で働いて経験を積みたいと思ったからです。3つ目は今後国際協力の道を歩む際に若いうち に協力隊の経験を得ることは将来役に立つと思ったからです。
ご自身が考えるボランティア活動の意義、目的を記述してください。
私が考えるボランティア活動の意義は、開発途上国の人々と対等な関係を構築しやすいことが1つあげ られます。国際機関や大企業が途上国の人々と働く時よりも途上国の人々がボランティアに対してのほ うが意見を言いやすく途上国の人々のニーズを捉えやすいことです。ボランティアの目的は自分の知 識、能力を社会に還元し、社会にいい影響をあたえることだと思っています。活動を通して自分ができ る最良の活動をすることで社会的に意義がある結果を生み出すことができると思っています。社会的に 意義があることを生み出すのがボランティアの目的だと考えいます。
この職種に対するご自身の経験(実務等)、技術適合性(セールスポイント)を具体的に挙げ記述してください。 その際、ご自身の選んだ要請内容に対しての技術適合性についても触れてください。
私は大学等でのボランティア募集イベントの実施、企業・個人からの資金調達のためのイベントの実施 を行う際に今までの私の経験が活きると思っています。大学時代に2年間インターンを行っていた企業 でイベントの企画、運営を行っていました。インターン先ではバブルサッカーを通したイベントを行い 社会的に意義のある取り組みを多くしてきました。特に成果をあげたのはオカモト株式会社と協力して HIV/AIDSの予防啓発運動と公益財団法人エイズ予防財団の寄付金を募ったイベントです。このイベント ではスポーツを通してSTI予防啓発をHIVの増加傾向にある日本の人々にメディアを通じて広く理解して もらうことを目的としていました。多くのメディアを用いてSTI予防を日本の人々に呼びかけた結果SNS 上で多くの反応があり、このイベントを通してSTI予防の重要性の理解に微力ながら貢献しました。こ のイベントを通して多くの寄付金、また協賛からも多くの資金が集まり資金調達においても貢献を果た してきました。このようなイベントの企画、立案から携わってきた経験は、マレーシア救援機関の大学 負しています。またマレーシアの農村部で、医療相談、衛生指導を行う際にはタイの留学中に自然保全活動 の一貫でマングローブを植えに農村地に滞在していた経験を活かし、言語の壁を超えて農民と意思疎通を 行い、彼らのニーズを理解していけると思っています。私はタイの農村部に滞在中に滞在中に多くの村民と 積極的に関わりました。その中で意思疎通するには自分が相手の言いたいことを本気で理解しようとすれば 言語が完璧に理解できなくても、おおまかに相手の伝えたいことがわかると気づきました。 今後も語学の向上も努めて参りますがタイでの経験を元に相手の伝えたいことを理解していける自身があります。
この職種に携わる際に想定されるご自身の弱点を記述してください。
私がこの職種に携わる際の想定される弱点は、児童・生徒向け教育の活動を行う際に愛着心が生まれて しまい、持続的に運営できる教育体系を活動の中で構築しなければならないのに、一時的な援助を行っ てしまう可能性があることです。授業の中で使う教材などは現地の人が作らなければいけないのに、私 自身が行ってしまったりするのではないかと思っています。
自己PR(希望した職種に関係する経験以外で特筆すべき経験を記述してください。)
私は今までの人生で様々なバックグラウンドを持つ人たちと関わり自分の許容できる価値観の幅を広げ てきました。小学生から中学生にかけては芸能プロダクションに所属しており若くから10代から50代 までの方々と共に活動してきました。また大学では国際交流サークル、アメリカでの就業体験、タイ王 国の留学などを通して多文化の中で活動してきました。これらの経験を活かし多様な人々と尊重し合い 仕事を進めることができると思っています。
Q.地域住民との話し合いで合意したテーマを簡潔に記し、「活動の目的と特色」について書いてください。
村人への持続的な衛生指導が活動のテーマです。 目的は衛生の指導を定期的に行い村民自身が衛生の知識を身につけて健康的な生活を村民たち が営める環境にすることです。 特色は持続性です。この活動では村民に衛生の知識を移植して、自らの力で衛生面での改善を はかれるようにすることが期待されます。そのため、資金、人材が限られている我々の組織で は常に村民の面倒をみているという状況ではないため、自分たちで最低限の衛生の整った環 境、慣習をつくりだせるようにすることが必要でした。そのためリーダーを選出し、彼らに 我々が行うような活動を自発的に行ってもらうことで持続的な衛生面での知識の伝播、改善が 期待されます。
Q.具体的な取り組みの内容
今回の活動では3つの段階に分かれます。第1段階では、我々の組織が農村地の人々の中から衛 生指導のリーダーを何人か選出し、彼らを中心に衛生面の様々な知識を学べるセミナーを開催 して衛生面のリーダーを創出します。衛生面のリーダーを選出する際には農村地ではよく乳母 さんがいるので積極的に選ぶことが必要です。何故ならば、乳母さんは村の中では衛生面に関 して村民からの信頼を得ていることが少なくないためです。これは実際に衛生面のリーダーと して各村民にアドバイスをする際に乳母さんの助言に対して快く受け入れる村民が多いことが 予想されるためです。第2段階では選出したリーダーを中心に村民に対し有志を募り、リー ダーが得た知識を有志の人々に移植し村での衛生活動を円滑に進めることできるようにする。 ここで重要な点は農村地では家庭で男性が強い力を有していることが多いため、チームを作る 際に男を少人数参加させておくことです。これによって男たちで集まった際などにチームに参 加している人がいると、話題が衛生面のことになる機会増えることが期待され衛生面の知識の 伝播につながるからです。第3段階では今までの衛生面のリーダーが次の世代のリーダーを選出 し村での衛生活動を絶やさないようにすることです。その際に再度衛生の専門家から指導が受 けれるセミナーを開催することで村民が衛生の知識を更新していくことにつながります。
Q.コミュニティ開発隊員として実現したいこと
コミニティー開発の隊員として実現してみたいことは、持続的に農村地にて児童・生徒の教育 の機会を提供できる仕組みを作ることです。開発途上国では教育の機会が限られていることが あり、マレーシアにおいても農村地では教育機会が制限されていることが予想されます。初等 教育の普及率はかなり高いマレーシアですが中等教育以上の普及率にはまだ改善点がみられま す。貧しい地域の農民、少数民族などがまだ中等教育の機会が十分に備わっていないのではな いかと思っています。また上記のような人々が住む環境のインターネットがアクセス可能なら ばインターネットベースで高等教育を終えた人が授業をおこなうことで地理的、経済的要因で 教育を受けれない人々も中等教育の同程度の教育が受けれるのではないかと思っています。 コミニティー開発の隊員として教育の機会を十分に創出するため仕組みを作り出したいと思っ ています。
Q.活動を支える知識・経験について
活動を支える私の知識や経験は大学時代の二人のJICA出身の教授の指導、タイへの留学中に得 てきたものに支えられています。私は大学の授業で開発途上国の問題に関する多くの講義を受 けてきました。三年間、国際協力の最前線で活躍なされてきた教授の経験を聞き、それに対し てよくディスカッションをしてきたので、国際協力の仕事はしたことがないにしても、伝聞 ベースの知識ではありますが、青年海外協力隊の活動時に貢献できると自負しています。また ゼミでは開発学を専攻しており、卒論は開発途上国ITのインフラ構築による個人の教育の機会 拡大を卒論のテーマにしています。そのため、ICTと開発に関する論文を多く読んでおり、派遣 先でこの知識が活かされる可能性もあると思っています。 タイの留学時では環境保全の活動に参加するため農村地に滞在し、多くの村民と関わったこと やアメリカでのインターンで各国の学生と働いた経験は多様性の中でも自分の役割を果たすこ とができるという自信に繋がっています。この自信は今後協力隊で活動する際も自分の心の支 えとなり、活動を完遂することができると思っています。
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